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FDY家具デザイン研究所は、過去の遺産に学び、人間のしっかりとした技術によって作

られるもの、作る側が作る喜びを感じ取るもの作り「作って考え、考えて作る」をモット

ーとする人間味豊かなもの作りをめざします

FDY家具デザイン研究所について


かつて家具や生活用具のあらゆるものが、職人の技術を通して作られていました。19世紀産業革命後、生産現場に機械が導入され、大量生産が可能になるにつれて機械にその役割を取って代わられるようになり、現在ではコンピュータ制御による機械によって、職人の高度な技術はおおかた補われるほどまでになりました。職人の手をへることなくカッコウの良い家具が作れるようになりましたが、人の手から離れたところで機械生産される製品には高品質なデザインが求められる一方で、人の手による技とか、感触というものから感じられる人間的な味わいというものが薄らいでいくのは当然のことかもしれません。FDYは、過去の遺産に学び、人間のしっかりとした技術によって作られるもの、作る側が作る喜びを取り戻すもの作り「作って考え、考えて作る」をモットーとする人間味豊かなもの作りをめざします。研究所には、家具製造のための実験工房(2011年FDY工房に改称)に基本的木工機械を備え、家具製作技術の伝承に努めると共に、模型製作や試作製作などFDYの家具製品とウィンザーチェアの製作にも対応いたします。    2011.09.27 一部加筆修正


ゴールドスミス・ウィンザーチェアとの出会い

 1718世紀の英国ウインザーチェアーの形態に目を向け,いくつかのタイブをあげて調べていくうちに、ひときわユニークな椅子があることに気付いたのです。長い間、英国ヴィクトリア&アルパートミュージャム(V&A)の英国家具コーナーの入り口に、ひっそりと展示されていた3脚のウィンザーチェアの一つ、それがゴールドスミスチェアです。ウィンザーチェアの原始的形態を残しながらも、その後の特徴をすべて備え、英国で育まれたシンプルで人間味豊かな形態は、現代にも通じる普遍的な美をそなえています。

大英博物館と双璧をなすヴィクトリア&アルバート・ミュージャム(V&A)は応用美術の収蔵品では世界最高・最大の美術館といわれています。そのV&Aを訪問する最初の機会を得たのは1991年のことでした。使い古され、いたるところ剥げ落ちた黒塗りの椅子が妙に印象に残ったものでした。それも古いはず、18世紀の詩人で劇作家でもあったオリバー・ゴールドスミス(1728-1774)が所有していたことにより付けられた名前だったのです。その後、海外研修の機会を得て、現代家具の源流と目されるウィンザーチェアの形態研究の目的でV&Aを訪問、ファニチャー&ウッドワーキング・デパートメントの協力のもと、実測調査をすることができました。結果を持ち帰り図面をお越し、それをもとに模型を作り、何度も試作製作を重ね、2001年には再度海外研修の機会を得て、細密な実測をもとに2005年にようやく本物に近い完全な形態の椅子が完成しました。その過程でこの椅子が現代チェアの源流そのものであることを確信するようになったのです。世界にただ一脚しか残っていないこのゴールドスミス・チェアはウィンザーチェアの原始的形態を残しながらその後の進化を促がす特徴を全て備えています。そのことからウィンザーチェアが現代椅子の源流であることを立証する貴重な歴史的資料といえるのです。現在、V&Aミュージャムは2001年に大改装され、これらのウィンザーチェアは西方4キロの地にある倉庫に厳重保管され、表では見ることができなくなっていました。幸い、FDY家具デザイン研究所で、その現代椅子の原点でもある歴史的な資料にレプリカではありますが、直接触れることができることになったのです。

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リンク: cinii イギリスカントリーファニチャー

      ウィンザーチェアの形態研究そのT

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      ウィンザーチェアの形態研究そのU


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      ウィンザーチェアの形態研究そのW




ゴールドスミス・ウィンザーチェア
Goldsmith Windsor chair
レプリカ c. 1770




1990年代までV&Aに展示されて
いた3脚のウィンザーチェア





ヴィクトリア&アルバート・ミュージャム
Victoria and Albert Museum
(V&A)